用語集

FSC・LCC

「Low Cost Carrier」(ローコストキャリア)を略して「LCC」、または「格安航空会社」と呼ばれます。徹底したコスト削減によって従来の航空会社にはない低価格を実現している航空会社です。
新興勢力のLCCに対し、従来からある航空会社は「Full Service Carrier」(フルサービスキャリア)を略して「FSC」と呼ばれます。

四者協議会

国土交通省・千葉県・空港周辺9市町・成田国際空港株式会社の四者で構成し、成田空港の機能充実と、地域との共生の推進に向けた課題について協議することを目的としています。

時間値

航空機が1時間当たりに離発着できる数を示した値。
成田空港の時間値は、現在72回となっています。

空港処理能力

航空機が1年間に離発着できる回数の合計。
成田空港では、現在年間30万回で地元との合意を頂いており、その枠内で運用を行うこことなっています。

カーフュー

航空機の離発着が禁止されている時間帯のこと。
成田空港では、1978年の開港以来、23時から翌朝6時までの時間帯は原則として離着陸を禁止しておりましたが、2019年10月27日からA滑走路の運用時間が1時間延長となり、24時までの離着陸ができるようになりました。なお、24時以降の離着陸については、成田空港における台風、大雪等の悪天候の場合や、航空機の安全や乗客の生命に係る場合等、緊急又はやむを得ない場合に限定し、緊急事態として離着陸を認めています。
また、2013年3月31日から、出発地空港の悪天候等、航空会社の努力では対応できないやむを得ない場合に限り、23時台の離着陸を認める「離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用」が開始され、 2019年10月27日からの弾力的運用の運用時間はA滑走路において、24時から24時30分まで、B滑走路は23時から24時までとなっています。(B滑走路は22時から23時までは10便までの離着陸制限があります。)

騒音コンター

騒音地域の予測範囲となっており、天気図の気圧線(等圧線)や地形図の標高線(等高線)のように、同じ値の地点を線で結んだものです。

Lden

騒防法および騒特法にて、航空機騒音の評価指標として用いられています。昼間よりも「うるさい」と感じられる夕方~夜(19:00~22:00)と深夜~早朝(22:00~7:00)の騒音にそれぞれ+5dB、+10dBの重み付けをして、1日の騒音の総量を表した値です。

LA,max

LdenもLA,maxもdB(デシベル)という単位は同じですが、Ldenは1日の騒音の総量を表し、対策の基準となる航空機騒音の評価指標であるのに対し、LA,maxの最大騒音レベルは1機当たりの最大の騒音レベルを示します。

騒防法・騒特法

騒防法・・・公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律。
騒特法・・・特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法。
防止地区・・・航空機騒音障害防止地区。
防止特別地区・・・航空機騒音障害防止特別地区。